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歯根端切除術

歯根端切除術

歯根端切除術とは

マイクロエンド（根管治療）をおこなったとしても感染が根管内のみならず、根管の先の方に波及し、根管治療をおこなっただけでは治らない歯に対して外科的に根の先にアプローチする方法です。

主に病気の原因が根管から根の先に移行してしまった場合、いくら根管治療をしても治らない場合があります。その際には歯茎を開き、物理的に病気をとることで原因を根本的に除去する方法です。

根管治療が第一選択ですが、被せ物が外せない場合や、根管治療を行なっても根の先の病気や歯茎の腫れが治らない場合に行う治療法です。

歯根端切除術の
メリット・デメリット

歯根端切除術のメリット

根管治療で治らなかった場合や、根管治療ができなかった歯を抜歯せずに残せる可能性があります。

また、補綴物（被せ物）は外さずに治療をすることができます。

歯根端切除術のデメリット

歯根端切除術では、外科的手術ののため術後一次的に歯ぐきの腫れや痛みが出ますなどの術後の不快感が起きます。痛み止めや抗生物質でコントロールできます。また、外科処置を伴うため治療後、切開線によっては歯ぐきが下がる場合があります。

動画で見る歯根端切除術

歯根端切除術の
流れ

STEP 1
診査診断

歯茎の腫れを確認し、CT、レントゲンで確認し、根の先に問題があることを確認します。
STEP 2
歯根端切除術

歯根端切除の手術をします。
STEP 3
歯根端切除術の終了

6ヶ月後に歯茎の腫れを確認し、CT、レントゲン撮影を行い、終了します。
※症例は2年経過良好。

歯根端切除術の症例

Case01

原因

慢性根尖性歯周炎
治療期間

1回（消毒・洗浄も含めると3回）
治療内容

歯根端切除術
治療費用

￥110,000

他院で抜歯と判断され、インプラント治療を提案された患者様です。被せ物を外さずに、歯の根尖部に外科的にアプローチし、病気の部分を除去しました。

＜リスク・副作用＞

外科手術のため、術後に出血、痛みや腫れ、違和感を伴います。口腔内の状態によっては適応できないことがあります。歯根端切除で治らなければ抜歯を検討しなくていけない場合もあります。

Case02

原因

慢性根尖性歯周炎
治療期間

1回（消毒・洗浄も含めると3回）
治療内容

歯根端切除術
治療費用

￥110,000

＜リスク・副作用＞

Case03

原因

慢性根尖性歯周炎
治療内容

歯根端切除法
治療費用

￥77,000

前歯の腫れが治らない、とのことでご来院された患者様です。前歯には他院で自費で入れた被せ物が入っており、被せ物のやり変えと共に根管治療の提案を致しましたが、このままの状態での治療を希望されたため、歯根端切除術を行いました。手術後の痕も気にならずに、腫れもなくなり、非常に満足して頂きました。半年経過を追っておりますが、現在も再発等ございません。

＜リスク・副作用＞